少年よ四角を描け

どうも皆様、おはようございます、こんにちは、こんばんは。9052でございます。(キメ声)
2014年12月3日の、HZ advent calenderを更新させていただきます。
自分の内容はグラフィック寄りなものにさせていただこうかな、と思っております。
これをHZ グラフィック勉強会の足掛けにして、近いうちにグラフィック勉強会開いて、
少しでも創作の楽しみを身近に感じてくれる人が増えたらこれ幸い。
なに?投稿日が一日早い?固いこと言うなよ!
グラフィック向け
少年よ四角を抱け
こんな人をターゲットにしています……
・絵を全く描いたことないけど、ちょっと足がかりがほしい人
・キャラクターとかよく描くけど背景とか苦手なんだよなぁ って人
・9052はどんな風にして絵を描いてるの? ということが気になる
※注意※
あくまで自分の考えを表したものであり、個人差は必ずあります。
確実に上手になる、という保証はできかねますので、ご理解、ご了承のほど、よろしくお願いいたします。
というわけで!
Ladies & Gentlemen it's......
SHOWTIME!(キメ声)
(skullgirlsってゲームの試合開始のこの声がかっこえーんすよ)
四角?
率直に申し上げますと、(参考書とかをちょろちょろ見た結果も加味して)
自分は絵を描くとき、四角を意識します。
いやいや、基本は円だったりするんじゃないの?と思われる方もいらっしゃると思います。
自分も最初は円ばっか書いてましたが……
たぶん、綺麗さはともかくとして、円を想像してそれに近づけるように描く、ということはできると思います。
では、これはできますか?
「球を描けますか?」

たぶん、地面に影を付けたり、ものに影をつけるくらいしか「立体要素」を出せる部分はないと思うのです。
これはガァーっとハードルを上げる原因になりえます。
それに比べまして、こちらならどうでしょう?
「立方体を描けますか?」
これなら線を引くだけで描くことは可能です。ちょっと色を付けるだけで立体も簡単に表示できます。
そんなわけで、自分は絵を描きはじめるとき、四角(立方体ですが)を意識するのです。
なんで立方体なんすか?
僕が絵を描くときは、必ず立方体を作り、そこから削ってものを描くからです。
CADや3DCGの発想に近しいのかもしれませんが、角を削ったり、穴をあけたり、そこに新しい立方体をくっつけたりします。
ものにもよりますが、「パース」というものを意識して描くときは、この方法が圧倒的に便利です。
※「パース?何その単語?」ってなる方は気にしなくて結構です。
ともかく、自分が今まで見てきた参考書とかの中で、一番しっくりきたのがこれなので説明させていただいた次第です。
じゃあ立方体ってどう描くのよ
これ、そんなに難しくないんスよ。
1. まず四角を描きます

どんな四角でもかまいません。フリーハンドで自由に描きましょう。ギザギザでもふにゃふにゃでも構わんです
2. 斜めに線を引きます

四角の各点から斜めに線を引きます。この時、線が同じくらいの長さになるようにしてください。
いや、別に長さ一緒じゃなくてもいいんですけどね
各点、と言いつつ一本線が足りないですね?これは四角の裏側に線が伸びているのです。
この、裏側に回っていて見えてないという感覚をお忘れなく。
3. 斜めに伸ばした線の先を直線で結びます

サイコロのようなキレイな立方体に近づけるのであれば、
一番最初に描いた四角の辺と並行になるようにしましょう。
はい、完成ですね。おめでとうございます。
今回は右上に四角をぐにょーんと伸ばした立方体を描きましたが、
これは斜めの線の角度を変更することで角度を変えれます。いろいろやってみましょう。
四角の裏に隠れた線は描かない、ということを忘れずに。

では、ちょっと応用。
立方体を複数くっつけて描きましょう。
ここのポイントは一つずつ立方体を描くのではなく、
先に四角だけをすべて描いてから、外側の線を伸ばす ようにすると良いです。

これくらいならちょろちょろっとできると思います。
ではこれならどうでしょうか

こちらも先ほどと同じように、先に正面の四角を描いてから、斜めに線を伸ばして、各頂点を線で結ぶようにします。
立体にする形を複雑にするほど、見えるところと見えずに隠れているところが複雑になります。
最初はファンタギーで良いので、好きなようにやってみましょう。
写実的な描写を求めているわけでもないので、一つの箱が極端に長いとか短いとか、斜めになってるとかはどうでもよいのです。
とにかく四角をたくさん描いてみてください。
描いてくっつけていくことで、形を作るのもアリです。

↓

ね?それっぽい形に見えてきたでしょ??
要は四角いっぱい描いてりゃ、マイクラみたいに形ぐらい作れんだろオラ!
たぶんこの辺で声が上がるはずです。
ちゃうねん
立体って
そういうのちゃうねん
もっとこう…あるやろ……

いや、わかります。
線の角度変えて、長さ伸ばして、だけでは「奥行きのある絵」という絵はなかなか描けないのです。
しかし、この上にあげた2つをよく見てくださいね。
実はこの絵、直線しか使ってません。
なぜ?同じ直線でなんでこんなに違いが出るの?
それは冒頭にちょろっと描いたパースがかかわってきます。
パースについては、また次回に回したいと思います。
というわけで、皆様次回まで、1日1豆腐、いや10サイコロくらいは描いておいてくださいね!
以上、9052でした!
P.S.
Ladies and Gentlemen it's...SHOWTIME はこちらの1分20秒くらい
https://www.youtube.com/watch?v=LwF1Q4R8zlo
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